2008年03月05日 (水) | 編集 |
![]() | 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) (2007/10) 法月 綸太郎 商品詳細を見る |
確か「このミス」1位だったと思い読んでみました。
タイトルはなんだかおどろおどろしいので、どんな陰惨な殺人事件が起きるのか、どんな奇想天外なトリックが隠されているのかと期待して読んだのですが……。
正直期待はずれでした。
前半はあまりにもタラタラしていて、いつまで経っても事件が起きない(石膏像の首が切断されただけじゃねえ……)。
やっと殺人事件が起きて、作家と同名の探偵が調査するんですが、犯人逮捕が拍子抜け。
というか、あまりに突然犯人が逮捕されたのでてっきり警察の誤認逮捕で、これから探偵が華々しく真犯人を暴くに違いないと思ってしまったくらいです。
そうしたら本当にそれが犯人なんだもんな……。
なんかがっかりです。
![]() | 頼子のために (講談社文庫) (1993/05) 法月 綸太郎 商品詳細を見る |
この作家で読んだ記憶がある唯一の作品。でも内容は忘れちゃった……。
2007年08月27日 (月) | 編集 |
![]() | 黄金の犬〈第1部〉 (1979年) 西村 寿行 (1979/03) 徳間書店 この商品の詳細を見る |
西村寿行氏のご冥福をお祈りします。
さて私にとって西村寿行といえば『黄金の犬』。
ずいぶん昔に見たドラマなのでうろ覚えですが、北海道かどこかにうっかり取り残された犬が主人を追ってはるばる海越え山越え、その合間になにやら陰謀に巻き込まれ追われるはめになったりしながらただ黙々と我が家へ帰らんとする姿に感動したものでした。
このドラマは何年か前に2時間ドラマでリメイクされましたが、「『黄金の犬』が何でゴールデンレトリーバーなんだよ!?」とリモコンを投げつけそうになった思い出があります。
あれは日本犬でなきゃダメなんだあああ(涙)!!
(そらフレンドリーなゴールデンの方が芝居には向いてたんだろうけど!)(主人を追って三千里はやっぱ媚びない日本犬だからこそなのに!!)
そんな我が家では当然柴犬を飼っていましたが帰巣本能は確かにありました。
散歩中に主人を振り切って逃走し先に家に帰ってましたもの(笑)。
あと当時他の作品も幾つか読みましたが犬関係以外はあれだ、その、親に「もうこの人の本は借りてきちゃダメ」と言われた覚えがあります(笑)。
菊地秀行の親戚みたいなものでしたからねえ……。
2007年04月05日 (木) | 編集 |
「君の命の誇りを示せ」
薄荷廃園の主人と執事。
なるしま ゆり

なるしまゆりの最新コミック。
連載モノは最近あまり読まなくなっていたのですが、今回1冊で完結のようなので購入。
薄荷公路(はっかこうじ)邸の坊ちゃんと執事の物語です。
浮世離れした坊ちゃんは「真の誇りのない者は何人たりともこの屋敷に一歩も入ってはならない」と言いますが、さて偶然足を踏み入れた泥棒が坊ちゃまに示す「誇り」とは……。
お話も面白いですが正面切ってそう聞かれたとき、果たして「これが自分の誇りだ」と答えられる人間がどれくらいいるのでしょう。
自分の「誇り」って何だ?
きっとすぐに答えられる人なんかほとんどいない。
考えて考えて、それでも答えを出すことが出来なかったら。
……やっぱり、まずいんでしょうかねえ(涙)。
終電時刻
なるしま ゆり

同じ角川の少年怪奇シリーズではこの第2弾が一番好きです♪
2006年04月18日 (火) | 編集 |
ああ、全く、どんなに、恐ろしく、哀しく、切なく思っているだろう! 己が人間だった記憶のなくなることを。この気持は誰にも分らない。誰にも分らない。己と同じ身の上に成った者でなければ。
李陵・山月記
中島 敦

テレビをつけたらちょうど『なんでも鑑定団』で「藤原定家『名月記』は果たして本物か!?」とテロップが出てまして、「ああ虎になっちゃうやつね」とナチュラルに思ってしまいました……。
あれは『山月記』だ(笑)!(藤原定家が書くわけないよ)
まあそんなわけで今日のひとことは『山月記』からです。
学生の頃、この気持ちは誰にも分らない、というあの一文に胸打たれたものです。
今もこれ、教科書に載ってるんでしょうか?
2006年02月19日 (日) | 編集 |
「考えてみれば、あらゆる災いの封じられた箱に、『希望』が紛れ込んでるなんて、おかしな話でしょ? それは災いじゃありませんから。パンドラの箱の最後の災いは、『予兆』です。あらゆる災いが撒き散らされた世の中に、その『予兆』だけが封じられたから、人は、絶望せずに生きていける……希望、とはその意訳にすぎません」
獣の夢
中井 拓志

うーん、どうなんでしょうね?
私も確かに、あらゆる災いが封じ込められていた箱に『希望』が入ってるってのはおかしいと思ったことがあります。
だから『希望』も結局は災いなのかな、と。
『希望』を持たなければ人は『諦める』ということができるから。
『希望』さえなければもっと楽に生きることができるのかもしれない、と。
ちなみにこの本そのものは、全然わけわかりませんでした。
中井拓志の書くものは大体ちょっとわけわからないのですが(笑)、これまではそこそこ面白かったり、どこか考えさせられる話だったんですけど……。
そういうわけで、読むならこれまでの本をオススメ。
ネット派には『クウォーター・ムーン』あたりがいいんじゃないかな。
アリス―Alice in the right hemisphere
中井 拓志

quarter mo@n(クォータームーン)
中井 拓志

レフトハンド
中井 拓志

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