2008年08月02日 (土) | 編集 |
疲れたと言ってはいけないよ。疲れたというのは、わたしはもう充分やったから次はあなたがやりなさい、と聞こえるからね。もしどうしても疲れたときは、少し休ませてと言うんだよ。休んだら、また自分でやりますと聞こえるからね。
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米澤穂信の学園ミステリ「古典部シリーズ」第3弾。
今度は学園祭と、そこで起きる奇妙な事件のお話です。
この学校は文化系の部活がとても充実しているというか、かなり好き勝手に学園生活をエンジョイしているようです。おかげで文化祭もとても楽しそう(笑)。
古典部も文集を出すことにしたのですが、ちょっとしたトラブルが起きて、それを解決すべく奔走する(主人公除く)部員たち。
そこへあちこちのクラブから物を盗んでメッセージを残していく奇妙な怪盗「十文字」が現れ……。
てなわけで、すごーくすごーく楽しい話でした。
私は図書館で借りたので表記ミスが残った初版を読んじゃって、ちょっと悩ましいところがありましたが、それを除けば文句なし。
血の出るミステリが苦手な方も楽しめる、オススメのミステリです。
ちなみに↑の台詞はしかし思うようにトラブルが解決せず悩む部長が思い出す、お婆さんに言われた言葉。
なんとなくドッキリしちゃいました。
でもやっぱり、「あー疲れた!」って言いたいこと、ありますよね……。
2008年05月06日 (火) | 編集 |
「……でも、も、もっと、早くから、頑張ってればよかった」
「そう思ったことのない人間のほーが少ないわよ。最後まで頑張らないままよりはいーじゃないの」
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大人気シリーズ最新刊。ちょっと前回から間が空いたような気がしますが、新章・紅家編スタートです。
正直、話はあんまり進んでませんが……。
いよいよ新王追い落とし派の工作が活発になってきてますね。
でも次の王を狙っていたのがイラスト見たら意外とお爺ちゃんだったのでちょっとガッカリとゆーか、もしもっと有能な王様に交替してもすぐポックリいかれたら結局同じじゃん、などと思ってしまいました。
新米王様だって頑張ってるんですが、ちょっと遅かったということなんでしょうか。
と、↑の台詞のごとく当の王様がしょんぼりしたら妃候補の十三姫がさらりと。
そう、そのとおりですよ。頑張れ劉輝!
ていうか、劉輝には十三姫の方がお似合いなのでは、と思ってしまいました。
このたびヒロイン・秀麗がお妃になれない理由も明らかになりましたし(あーやっぱそれなんだ)。
「……余は……何もかも間違ってしまった気がする……」
「気のせいよ。疲れてんのね。夜ってムダに絶望的になんのよ。明日になれば元気になるわ」
こういうこと言えちゃう十三姫が大好きです(笑)。
てゆーか私にも言って欲しい……(明日からまた会社かああ(涙))。
2008年04月10日 (木) | 編集 |
利益を出すためには
●売り上げを増やす
●費用を減らす
のふたつの方法しかない。
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今更ですがベストセラーの『さおだけ屋』(笑)。(図書館という所はちょっと前のベストセラーを借りるにはいいところなんですよ)
『女子大生会計士』の文庫を何冊か読みましたが、やっぱりこの人の本はわかりやすいです。
私も『会計』と聞くとすごく難しそう、と思ってましたがこの本とか女子大生会計士シリーズを読むと、おや、そうでもないのかも、と思えてしまう。
なるほどと頷ける考え方がたくさん隠れています。
上の利益を出すための考え方も定番中の定番で、私も「やっぱ節約しなきゃなー!」と思いましたが、そこでもまた『「節約は絶対額で考える」べき』という助言があります。
た、確かに1000円が500円になってたら50%引き!とつい浮かれてしまうけど、101万円の買い物をしたとき1万円引いてもらえる方が割引率は低くても1万円得しているのですよね。
高い買い物ほど気をきちんと考えろということですよ。
ううむ勉強になります。
でも「数字のセンス」を身につけるにはまだまだ時間がかかりそうです……。
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2008年03月21日 (金) | 編集 |
「なにしろ、クローズドサークルは全滅アリ、ですからね」
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クローズドサークル、と言われてピンとくるのはミステリ好きな証拠。
たとえば絶海の孤島、雪に閉ざされた山荘など、世間と隔離された場所に集まった人々が次々と殺されていくミステリです。
超有名なのはやはりクリスティの『そして誰もいなくなった』でしょう。
そしてこの物語で舞台に選ばれたのは地下の実験施設<暗鬼館>。
なんと時給11万2千円(!)というアルバイトに募集した12人は、その<実験>が何かも知りませんでした。
しかし地下に7日間閉じ込められることとなった彼らに与えられたのは、ミステリに出てくる武器がひとつずつ。
そして殺人者、被害者、探偵、助手にはそれぞれボーナスを払う、という……。
幾ら大金を貰えると言っても殺人なんかできるか!と当然誰もが思うわけですが、3日目、とうとう殺人が起きてしまうのです。
皆他人が持っている武器は知りません。
果たして殺人者は誰か?
各自の武器を推理するなんて、ちょっと今までにないミステリでした。
犯人にはすごーくビックリ、とは行きませんでしたが、意欲作です。
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日本ならこれがかなりビックリ。絶海の孤島モノです。
2008年02月02日 (土) | 編集 |
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残念ながらこれといって記憶に残る台詞はなし。
物語は、犬探し専門の探偵事務所を開いたばかりの主人公のところへ持ち込まれた人探しと古文書の由来探しという2つの依頼を調べるという形で進みます。
ちなみに主人公は原因不明のひどいアトピーで都会暮らしを諦め田舎へ帰ってきた、なにかすっかりやる気をなくした男性。
お好み焼き屋がやりたかったけど皮膚病の関係で水仕事は無理というんで始めたのがなぜか犬探し。
といってもとうとう最後まで犬は探しませんが(正直別に犬好きにも見えなかった……)。
人探しと古文書の由来を探るという件がどうリンクしていくのか結構興味深かったです。
最初は財宝でもからんでるのかと思っちゃいましたが(笑)。
しかしラストは微妙に後味悪し……確かに両方事件は解決しましたが。
探偵に憧れている後輩とのコンビはなかなか面白いし、終わり方からいって続編もありかもしれませんね。
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