2008年07月04日 (金) | 編集 |
私は太平洋の海水がラムであればよいのにと思うぐらいラムを愛しております。
もちろんラム酒をそのまま一壜、朝の牛乳を飲むように腰に手をあてて飲み干してもよいのですが、そういうささやかな夢は心の宝石箱へしまっておくのが慎みというもの。美しく調和のある人生とは、そうした何気ない慎ましさを抜かしては成り立たぬものであろうと思われます。
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なんとも不思議な小説です。
京都の大学生である「私」と、「私」が恋した同じ大学のサークルの後輩である「彼女」の一人称で交互に綴られる京都ミステリーツアーといったところでしょうか(笑)。
天然と呼ぶのもはばかられる天衣無縫な「彼女」のゆくところ、理不尽の嵐が吹き荒れ、京都はまさに百鬼夜行。
3階建て電車で街を闊歩するお大臣やら空に浮く浴衣姿の男やら、半分ファンタジーです。
そういう意味で「鴨川ホルモー」とすごく似てます。
あれも舞台が京都で、主人公学生の恋愛モノで、でもなぜか物語はファンタジーだった(笑)。
ただ、私としてはこちらの方が好みです。
なんだか妙ちくりんな文章だし、話なんですが、なんか可愛い。
「わりと面白かったし、他の本も読んでみようかなあ」と思わせる素直さがあります。(ホルモーの方は、「それなり面白かったけど、次はいいや」という感じ)
あとこれ漫画化もされてるんですね。たしかにこれは漫画向きの題材かも。
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