2008年01月06日 (日) | 編集 |
「ルールは破られるためにあるのです。そしてルールを破ることが許されるのは、未来に対して、よりよい状態をお返しできるという確信を、個人の責任で引き受ける時なのです」
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表紙が実に鮮やかです。
ようやく文庫化されましたがハードカバーで読了(笑)。
バチスタってドラマ『医龍』でもやってたので有名になったかと思いますが、心臓移植が難しい患者の心臓を切り取って形を整える、難しい手術だそうです。
アメリカから招聘した名医・桐生が率いるバチスタ専門チームが、東城大学医学部付属病院の花形でした。
ところがこのバチスタ手術中の死が相次ぎ、原因が特定できないことから、桐生および病院長は不定愁訴外来(別名・愚痴外来)の万年講師・田口に調査を依頼します。
果たして術死は偶然か、医療ミスか、それとも人為的な殺人なのか?
調査を行う田口の前でしかし次の術死が起こってしまい、新たに厚生労働省から白鳥という調査員が派遣されてきて―――。
前半は田口による聞き取り調査がメインで静かな印象ですが、『ロジカル・モンスター』の異名を取る白鳥が出てきてからは文字通り『攻撃』態勢で、あれよあれよというまに色んな人を怒らせて次から次へと情報を引き出していきます。
正直に言うと医学用語なんかが多くて話についていくのがちょっと大変。
犯人も、「へー……」って感じではありました。
面白かったかと言われれば、「まあまあ」ってところでしょうか。
でも難しい世界を上手く描写していたと思います。
病院の問題点なども盛り込めていたし。
しかし最近、病院は色々と問題になってますね。
地方では医者が足りず、都会でも救急車で搬送される急病人がたらいまわしにされたり、移植問題もなかなか進まない。
高齢化で医療費が嵩むために国民負担も上がる一方、治療費を払うお金があるのに払わない、モンスター・ペイシェントなども増えているようです。
医療は命に直結する問題ですから、国民全体で考えていかないといけないなと思います。
で、小説の方は……田口&白鳥シリーズ化されてるようですが、レビューを見ると当たり外れが激しいらしいです。
読んだものかなあ。
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