2006年03月20日 (月) | 編集 |
13階段「他人を殺せば死刑になることくらい、小学生だって知ってるよな?(中略)罪の内容とそれに対する罰は、あらかじめみんなに伝えられてる。ところが死刑になるやつってのはな、捕まれば死刑になると分かっていながら、敢えてやった連中なのさ。つまりあいつらは、誰かを殺した段階で、自分自身を死刑台に追い込んでるんだ。捕まってから泣き叫んだって、もう遅い。(中略)どうしてあんな馬鹿どもが、次から次に出てくるんだろうな? あんな奴らがいなくなれば、制度があろうがなかろうが、死刑は行われなくなるんだ。死刑制度を維持してるのは、国民でも国家でもなく、他人を殺しまくる犯罪者自身なんだ」
高野 和明

今日で地下鉄サリン事件から丸11年が経ったそうです。
11年!
あれほどの犠牲者を出し、いまだ後遺症に苦しむ人々が大勢いるというのに、いまだに裁判は終わっていません。
ご遺族の方々の苦しみ、悲しみを思うと胸が痛みます。
日本の裁判は時間がかかりすぎると思います。
信じられないといえば、先週、弁護士が裁判をすっぽかしたというニュースがありました。
裁判が進めば死刑判決が下される可能性があるので、死刑廃止論者である弁護士が裁判引き伸ばしを図ったのだろうと言われています。
まったく信じられないことです。
個人が死刑廃止を訴えるのはもちろん自由です。
ですが仮にも弁護士ならば、あくまで現在の法制度に則って被告を弁護すべきです。
とはいえ、乱暴目的で民家に押し入り、騒がれたために赤ん坊ともども妻を殺したような短絡的な犯罪者が死刑を免れるようなら世も末だと私は思いますが。
この弁護士は突然妻と子供を見知らぬ男に殺された夫に対し、死刑廃止を訴えることが出来るのでしょうか?
罰とは本来、犯罪の抑止のためにあるのであり、罪を犯したものを改心させる為にあるのではないはずです。
ゆくゆくは裁判員制度が実施され、自分自身が犯罪者を裁く日が来るかもしれない今、私たちは皆、罪と罰について自分なりの考えを持つ必要があるのだと思います。
グレイヴディッガー
高野 和明

『13階段』はもちろん、こちらもミステリとしても一級品です!
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