2007年04月20日 (金) | 編集 |
「何か悪いことをしようとしたとき、こんなことをしたら天罰が下る、とか地獄に堕ちる、なんて考えが浮かばない人間は、心の中に神様どころか、誰も住んでいないのさ。別に宗教じゃなくてもいい。そいつの前でこれができるか、これをしても自分はそいつの目を見られるか、そういう相手を心の中に持っていれば、最低限の道徳は身につくはずだ」
動物園の鳥
坂木 司

ひきこもり探偵シリーズ第3弾から。
正直言うとこの探偵・鳥井が好きじゃないんですけどね(笑)。
ひきこもりなだけならまだいいですが言動がとても偉そう。初対面の人やお年寄りを呼び捨てにしたりするし、とうてい友達にはなれそうにありません。
第2弾の解説で有栖川有栖も言ってます。
かくのごとく、傷つきやすい人というのは実にあっさり人を傷つける。実生活でもよく経験することだ。「私は傷つきやすい。他の人間は、私ほど傷つかない。だから、されたら嫌なことでも私はする」という思い違いをしているからだ。
実際鳥井は「嫌な奴」であるうえに、彼の友人である坂木司との関係はほとんどBL。ミステリでこれをやられるととても辛いです(涙)。
とはいえ第1弾では耐え難かったその関係も、第3弾でいくらか改善されたようですが。
しかし嫌な奴であっても、鳥井の上の台詞にはしごく納得。
神社や寺に落書きをするなんて、最近は「罰当たり」って言葉は本当に死語なんでしょうかね?
青空の卵
坂木 司

仔羊の巣
坂木 司

| ホーム |





